日本語学校 参与観察の備忘録

実態を社会学的にみてみよう。

留学生の病気騒動

医療技術か低い国から来た学生が日本に来て結核が発覚することがある。また、肺炎になっていた等の過去の病歴が日本での検査で発覚することもある。そして、日本での長期滞在やアルバイト生活で体調を崩した時に大変なことが起こる。肺炎になったり肺に水が溜まる等する。

そこまで病気が悪化するのには、留学生が日本の病院にひどく行きたがらないことがある。日本語学校で教師や事務員がいくら指導しても、国の薬があるだとか、大丈夫です等と話して病院を避ける。病院に行かない理由は、アルバイトがある、お金が高いからである。

また、日本人のように、病気の治りが悪い場合他の病院で診てもらうということはしない。

留学生を受け入れる教育機関では様々な留学生の病気騒動に巻き込まれるが、日本語学校の留学生は大学等の国費留学生としてくる学生とは育ちが違う。国費留学生は親が研究者や大学教授等が多い。しかし、日本語学校は母国の中でもそうした教養があるだとか裕福という訳ではない。そのため、病気に対する考え方や感覚が全く異なるのだ。