日本語学校 参与観察の備忘録

実態を社会学的にみてみよう。

留学生をアルバイト雇用する会社

外国人を雇う場合、会社側が届出をしなくてはならないのだが、届出をしていない会社もあるらしい。そのため、留学生が1週間に28時間を超えて働いてもバレずに法律をすり抜けるものもあるという。

留学生を採用する会社の対応は様々だ。一から育てますと話す会社、面接をしてある程度良さそうな学生を見繕う会社、面接と称した入社説明会を行う会社などがその例である。留学生を採用するのだから、常日頃から人材不足の会社が多い。

おもしろいのは、教師評価と面接をして取られるの学生がほぼ一致することだ。特に少し厳しい面接を通る学生は、授業中、友達と多く交わらず、酷く騒がない学生であり、宿題もしっかりやって提出する学生である。

日本語が殆ど話せないにもかかわらず短い面接の中で、こうした学生を見つけ出す会社側の経験値は素晴らしいものだと感心する。一度話を聞いてみたいものだ。