日本語学校 参与観察の備忘録

実態を社会学的にみてみよう。

2017-06-03から1日間の記事一覧

日本語学校の「プロ」教師像の変化

日本語教師の質の低下が指摘されている昨今、そして私自身これから「プロ」を目指そうとする中で、何を目指して努力すべきなのか分からなくなる。 ある知見では、日本語教育に関する全般的な知識を有し、留学生の日本語習得を確実にできる人を指すだろう。 …

スリランカ人新入生の本音 現実を見てます

スリランカ人新入生は、自分の日本語が出来ないため仕事は選べないと現実を見ている。数少ないアルバイトの中で、妥協しながらも少しでも自分に合った仕事を探している。 ネパールの学生ほどに希望を主張せず、ベトナムの学生に多く見られる展望がない学生も…

ベトナム人新入生の本音 何も考えてない

ベトナム人新入生の場合、来日時の日本語能力とキャリアへの展望が比例している。日本語能力が高い場合、大学や大学院への進学意識という将来プランが明確であり、日本語能力が低いに連れて不明となる。不明というより、何も考えていないという表現が正しい…

ネパール人新入生の本音 勉強とアルバイトの両立をしたい

ネパール人新入生約40人のアルバイトのカウンセリングで気づいたことは、多くの学生が勉強とアルバイトの両立をしたいと考えていることである。両立とは勉強を中心としたバランスの取れた生活のこと。具体的には午前中は家でゆっくりして昼は日本語学校、そ…

非常勤講師の本当の時給

色んな広告を見ると、日本語教師は時給が高くて自由な働き方を求める人や、外国人留学生に日本語を教えるという主婦に人気の仕事とある。時給が高いには疑問がのこる。 時給は高い人で1コマ2500円くらい。2コマだと5000円。でも授業準備や採点で前後で合計2…

日本語学校の教務事務は教員の仕事

日本語学校には大学に当たり前にいる教務担当の事務職員がいない。学校運営、営業に関する事務はいるが、彼らは学校に関する管理や留学生の獲得、仲介業者とのやりとりが主たる仕事である。そのため入学までの管理には携わるが、在籍する学生の管理には関わ…

日本語学校での勤務

日本語学校に専任講師として働き始めた。外国人留学生の準備教育期間がどんなものなのか、色々噂は聞いていたものの実態を知りたくて働くことにしたが、日々がアクシデントと驚くことの毎日。