日本語学校 参与観察の備忘録

実態を社会学的にみてみよう。

夏休みとアルバイト

留学生のアルバイトの時間は1週間に28時間という時間数は有名であるが、夏休みになると週40時間まで認められていることは案外知られていない。

1週間に40時間といえば、1日8時間勤務を週5日する事になる。すなわち、一般的な勤務形態と変わらない。

夏休みを目前に留学生はアルバイトの確保に必死である。留学生が入学した4月から留学生を支援する施設や、夏休みのホームビジットを実施する団体等を何度か紹介したことはあるが、これまで一度も、行きました、ホームページを見ましたという報告すらもらった事がない。

夏休みに向けて日本人の友達を作るように促したり、交流を持てるセンター等を紹介するが、アルバイトの入れ具合をみると行きそうにもなさそうだ。

ちなみに、7月は一ヶ月まともにシフトに入り出した月の給料が入るようになる月である。学生は給与明細を見せ合いをしながら、嬉々としている。