日本語学校 参与観察の備忘録

実態を社会学的にみてみよう。

留学ビザが下り過ぎている件

今年は明らかにビザ発行許可が緩い。日本語学校側はある程度の不許可を見越して申請を出しているのにほぼ通っている。その為、日本語学校側も大慌てである。オリンピック前の日本語人材の育成なのか、留学生20万人計画の達成に向けてラストスパートにかかっているのか。留学生20万人計画の目標数値の達成ならば、測定は2020年5月1日現在の数値であるから、あと2年はこのままだ。まあ、その真相は定かではないが、現場は大慌てである。

机や椅子が足りない、教師が足りないという状況であるが、経営側はいつ引き締めに入っても良いように伏線を張って、備品を買ったり専任講師を雇ったりしない。備品はあるものでまかなったり、そのまま夏休みに突入することで講師の雇用の様子見をしている。

きっと2020年後は留学生の質に言及した政策転換をするのだろう。たぶん、アルバイト時間数を増やすことも盛り込んで。