日本語学校 参与観察の備忘録

実態を社会学的にみてみよう。

留学生も専任講師もやる気がなくなる梅雨

曇り空、気圧の影響で普段は真面目な学生も全くやる気がなくなる。かなり真面目なクラスでさえ、20人全員がうだうだしており、なんとかやる気をひき出しながら少し授業を進める。しかし、最後の会話の練習をするよう促した所、誰も言うことを聞いてくれない。全員が黙り、じっとこちらを見ている。まるで、「文型練習を書くのはするけど、会話はもういいじゃん。今単語確認したから何を言うかはもうわかるよ、わざわざペア作るほどの内容じゃなくね?」と言わんばかりの様子である。

しばらく気づかないふりをして様子をみたが、誰も会話練習をする気がないようで、いつまでたっても学生は黙ってじーっとこっちを見ている。

そのため、今日はみんな勉強したくないですね。先生と話しましょうか。と言うと、笑顔で、はいっ!と返事が返ってきた。

うだうだとみんな元気か?〇〇先生の授業はどうか?アルバイトは楽しいか?と、いわゆる雑談をする。

 

どんよりとした天気の日、こんな日もたまにはあってもいいかと思える日である。