日本語学校 参与観察の備忘録

実態を社会学的にみてみよう。

学生寮とゴキブリ

留学生の生活習慣は日本人とは違う。大きく違うのはゴキブリに対する接し方だろう。

南アジア等の暖かい地域にはゴキブリが沢山いる。そのため、ミャンマーベトナムからの留学生はゴキブリを見ても平気である。ミャンマースリランカの場合、嫌がる学生もいるが、ベトナムの学生が一番平然としている。

学生は特に殺したりしないため、学生寮のゴキブリは逃げず学生達と共生している。小さなゴキブリは台所の壁や床で動き回り、中くらいのゴキブリはコンセント周りや炊飯器の中、冷蔵庫のゴムパッキン周り等の比較的暖かい所でうごめいめいる。時々、大きなゴキブリを見るが、それは丸々と太っており光沢もある。もちろん逃げない。

留学生の寮はゴキブリにとって最高の生活場所である。