日本語学校 参与観察の備忘録

実態を社会学的にみてみよう。

留学生の借金

日本語学校に留学する場合、学費や入学金の他、当面の生活費、留学手続きに関する手数料や書類費用等がかかる。その費用はざっくり200万くらいである。ネパールやベトナムミャンマー等から来る場合、銀行でお金を借りるケースと親戚中からかき集めて来るケースがある。親戚中からかき集める場合、返済という概念があるのか不明だが、銀行の場合は返済しなくてはならない。発展途上国は利子率が高く、ネパールでは返済の利子率が11%程度だったように思われる。

余談だか、アルバイトをしたお金を母国に送る学生が多いが、送金しすぎて学費を払えなくなることも多々ある。また、学生同士のお金の貸しあいが行われ、大金をかき集めて逃げる学生もいるという。